細江純子氏の予想を競馬予想会社やAIアルゴリズムの買い目と同列に扱うこと自体が、最大の認識の歪みを生み出しています。一般的なデータ予想は、過去数千レースの走破タイムやコース適性、枠順の有利不利を統計的に処理する「過去情報の集約」です。
対照的に、彼女が提示しているのは「いま目の前にいる馬の生物学的コンディション」という、オッズに織り込まれる前の超一次情報です。タイム指数や血統データがどれほど優れていても、当日の馬が熱発気味であったり、腹痛やテンション高揚で走る気を失っていれば、データ通りのパフォーマンスを発揮することは不可能です。
ネット上で「当たらない」と揶揄されるケースの多くは、彼女のパドック所見を「単体で完結する最終結論」として扱い、展開やトラックバイアス(馬場状態の偏り)を一切考慮せずに購入した場合に集中しています。彼女のコメントは「パズルの最後のピース」であり、土台となる展開推理やオッズ精査をスキップしてしまえば、期待通りの成果が得られないのは自明の理と言えます。