深夜のドライブ中や早朝の出勤時、24時間営業の電光掲示板に惹かれてスタンドに入ったものの、店員から首を横に振られた経験を持つドライバーは少なくありません。店舗タイプごとの実態を知っておくことで、無駄な時間の浪費を回避できます。
まず、セルフスタンドにおける修理の可否ですが、看板に「セルフ」と掲げられていても、バックヤードに整備工場(リフト)を併設している店舗であれば日中(おおむね9時〜18時)は修理に対応してくれるケースが多く見られます。出光の「アポロハット」や、整備ブランドを展開するエネオスの「Dr.Drive(ドクタードライブ)」店がその代表例です。一方で、給油レーンと簡素な精算機しかないミニマム型のセルフ店舗では、日中であっても作業スペースがないため門前払いとなります。
次に、夜間および24時間帯の対応力です。残念ながら、深夜時間帯(20時〜翌朝8時頃)にパンク修理を受け付けてくれるガソリンスタンドは、全国的に見ても全体の1割未満に過ぎません。夜間は危険物管理の法定人員のみで回しているケースが圧倒的であり、ピット作業は防犯および作業安全の観点からシャッターを閉ざして業務停止としているためです。
例外的に頼りになるのが、国道沿いやインターチェンジ付近に位置する宇佐美鉱油などの大型トラック対応ステーションです。長距離輸送トラックの緊急トラブルに備え、24時間体制でタイヤ交換器具を稼働させているプロショップが存在します。ただし、それらの店舗であっても乗用車の低偏平タイヤや特殊ホイールには夜間対応できない場合があるため、無理に自走して駆け込む前に、必ず電話で「今から乗用車のパンク修理が可能か」を確認する手順を徹底してください。