最終決戦において、デクは世界を救うために歴代継承者たちの意志とともにOFAを譲渡し、その能力を完全に燃やし尽くしました。決戦直後は体内に残った微かな「残り火」を使いながら雄英高校での高校生活を全うしたものの、卒業と前後してその火も完全に消滅。デクは再び無個性へと戻ることになります。
そして物語は決戦から8年後の世界へとタイムジャンプします。25歳となったデクは、母校である雄英高校のヒーロー科で教鞭を執る教師として勤務していました。かつてオールマイトから夢を与えられた少年が、今度は次世代の生徒たちへ「誰もが誰かのヒーローになれる」という意志を伝える教育者となっていたのです。
一部の読者からは「無個性に逆戻りして教壇に立つ姿が寂しい」という声も上がりましたが、彼が育てている生徒たちへの眼差しは温かく、相澤消太(イレイザーヘッド)からもその指導力を高く評価されていました。無個性になろうとも、デクが培ったヒーローの分析力と精神性は決して失われていなかったことが鮮明に描かれています。