高橋成美さんの天真爛漫な人柄は、激動のフィギュアスケート人生の中で育まれました。まずはその足跡を振り返ります。
千葉県出身の高橋さんは、父親の仕事の関係で幼少期を中国・北京で過ごし、シングル選手としてスケートを始めました。その後、ペア競技へ転向し、マーヴィン・トラン選手とのコンビで2012年世界選手権において日本ペア史上初となる銅メダルを獲得する快挙を成し遂げます。
2013年には、シングルからペアへ転向したばかりの木原龍一選手と新ペアを結成。わずか1年足らずの準備期間で2014年ソチ冬季五輪への出場権を勝ち取りました。当時、経験の浅い木原選手を明るくリードし、持ち前の包容力と根気強いコミュニケーションでチームを牽引したエピソードは、彼女の面倒見の良さと強い責任感を物語っています。
その後、柴田嶺選手らとのペアを経て2018年に現役を引退。引退後は指導者や解説者にとどまらず、新たなステージへと果敢に飛び出していきました。