寺田心さんといえば、幼い頃から完璧な敬語を使いこなし、大人顔負けの気配りを見せる所作で日本中を驚かせました。その丁寧な言葉遣いやクラシカルなマナーの基盤を築いたキーパーソンこそが、同居する祖母です。
母親が日中仕事に出ている間、心さんの身の回りの世話やしつけを担ったのは祖母でした。日本の伝統的な年中行事や旬の食材を使った手料理、日常会話における美しい日本語の選び方など、祖母との丁寧な暮らしが心さんの情緒を豊かに育みました。
インタビューなどでも、心さんは「おばあちゃんの料理が大好き」「いつも温かく見守ってくれた」と祖母への感謝を惜しみなく口にしています。世代を超えた同居生活のなかで育まれた情緒的な安定感は、情緒不安定になりがちな思春期の子役活動において、極めて強固な心の防波堤となって機能しました。