突如として鏡の中の顔が腫れ上がったとき、家庭で直ちに行うべき突然の顔の腫れに対する応急処置には厳密な順序があります。間違った処置は炎症を加速させるため、以下のプロトコルを遵守してください。
ファーストステップは「患部の局所冷却」です。保冷剤を清潔なタオルに包み、腫れている部位に軽く当てて冷やします。冷刺激は拡張した毛細血管を収縮させ、ヒスタミンの放出と血漿の漏出を物理的に抑制します。ただし、直接氷を当てて凍傷を起こさないよう配慮が必要です。絶対にやってはいけないのは、温めること、強く揉むこと、そして熱い風呂に入ることです。血流が増加して腫れが瞬時に悪化します。
セカンドステップは「直近の摂取物・接触物の記録」です。発症前2〜3時間以内に口にした食品、服用した医薬品、新しく使い始めた化粧品や洗顔フォームをスマートフォンで撮影・記録しておきます。これが医師の問診において決定打となります。
そして極めて重大なのが、皮膚科受診の目安とタイミングの見極めです。以下のいずれかの兆候が1つでも認められる場合は、皮膚科クリニックを通り越し、直ちに救急外来を受診するか救急車を要請してください。
- 声がかすれて出しにくい、喉の奥が詰まるような感覚がある
- 息を吸うときに「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と音がする
- 唇だけでなく舌や口腔内全体が膨張してきた
- 急激な腹痛、吐き気、下痢を伴っている
- めまい、立ちくらみ、血の気が引く感覚(血圧低下のサイン)がある