「年号によるプレミアがつかないなら、手元の平成31年銘はまったく無価値なのか」といえば、必ずしもそうとは言い切れません。製造工程でのミスによって生じる「エラーコイン」に該当する場合、一転して数万円から数十万円に跳ね上がる可能性を秘めています。以下にエラーコイン見分け方詳細まとめを整理しました。
現代の造幣技術は極めて精密であり、AI画像検査や重量チェックをすり抜けて市場に流出するエラー硬貨は天文学的な低確率です。それゆえにコレクター垂涎の的となります。
- 角度ズレ(傾きエラー):表面の桐の絵柄と、裏面の「500」の刻印の上下軸が一致せず、30度以上回転してプレスされているもの。ズレ角が大きいほど評価が高まり、5万〜15万円前後の査定が期待できます。
- 陰打ち(いんうち)エラー:すでにプレスされた硬貨の上に別の硬貨が重なり、裏表両面に同じデザインが窪んだ状態で打刻されてしまったもの。極めて珍しく、20万円以上の値がつくケースもあります。
- ヘゲエラー(剥離エラー):金属素材の内部不良により、表面の一部がめくれたり剥がれ落ちたりした状態。数千円から2万円前後の価値が付きます。
- 刻印ズレ(センターズレ):プレス位置が中央から大幅に外れ、縁の円形ラインが欠けているもの。ズレ幅が明確なほど高額になります。
ただし、路上で削られた傷や、薬品・熱によって変色・変形した「人為的な加工品」はエラーコインとは認められず、むしろ通貨変造として扱われるリスクがあるため鑑定眼が必要です。