警察による捜査はどこまで進んでいるのか。関係筋への取材から、事故の真相に迫る新たな事実が浮き彫りになってきた。埼玉県警察の捜査本部は、自動車運転処罰法違反の疑いも視野に、事故原因の解明に向けた裏付け捜査を全力で進めている。
捜査関係者への単独取材により、事態は予期せぬ方向へと展開していることが分かった。「単純な前方不注意や居眠り運転とは言い切れない状況が出てきた」。関係者は重い口を開いた。車両の特定部品にみられた不自然な破断痕、そして直前までの運行記録。取り調べに対し、搬送されたトラック運転手は「ブレーキを踏んだが制動が利かなかった」と供述しているという。機器の不具合なのか、あるいは整備不良か。捜査本部は押収した車両の精密な解析を進めており、隠された構造的要因の解明に全力を挙げている。