急増する観光客に対し、地元住民の反応は複雑だ。静かだった山村に突然多くの車や人が押し寄せることへの戸惑いは当然ある。しかし、それ以上に地域活性化への期待が大きいのも事実だ。
地元の有志たちは、このチャンスを逃すまいと立ち上がった。近くのコミュニティスペースでは、地元の食材を使った「月見うどん」や、月をモチーフにしたクラフトビールの販売を開始。これまで若者の流出に頭を悩ませていた過疎の町に、新たな雇用と活気が生まれつつある。単なる一過性のブームで終わらせず、持続可能な観光地づくりへの模索が始まっている。