又吉直樹『火花』はなぜ伝説となったか?結末とモデルの真相を解剖

又吉直樹『火花』はなぜ伝説となったか?結末とモデルの真相を解剖

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『火花』はメディアミックスにおいても、日本映像界のトップクリエイターたちによって異なるアプローチで映像化されました。

1. Netflixオリジナルドラマ版(2016年)

総監督に『ヴァイブレータ』『彼女の人生は間違いじゃない』などで知られる廣木隆一を迎え、全10話の連続ドラマとして世界190カ国へ配信されました。

  • 徳永役:林遣都
  • 神谷役:波岡一喜
  • 真樹(神谷と同棲する女性)役:門脇麦

ドラマ版の最大の特徴は、全10話という尺を活かした徹底的なディテールの再現です。吉祥寺のハモニカ横丁の空気感、売れない時代の鬱屈した日常、漫才シーンの間(ま)に至るまで妥協なく描かれ、「原作の持つ叙情性と切なさを完璧に映像化した傑作」として国内外で極めて高い評価を獲得しました。

2. 劇場映画版(2017年)

映画版では、又吉の先輩芸人であり映画監督としても高く評価される板尾創路がメガホンを取りました。

  • 徳永役:菅田将暉
  • 神谷役:桐谷健太
  • 真樹役:木村文乃

菅田将暉と桐谷健太という当代屈指の実力派俳優がタッグを組み、2時間の映画フォーマットの中にエモーショナルな熱量を凝縮。漫才コンビとしての疾走感と、夢に破れていく男たちの哀愁をダイナミックに描き出し、主題歌であるビートたけしの名曲「浅草キッド」(菅田・桐谷によるカバー)も大きな反響を呼びました。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。