旋回時のタイムロスを防ぐためには、物理的な遠心力への対策が欠かせません。スピードに乗ったままコーンへ突入すると、外側の選手が外へと引っ張られ、大回りになって大幅な遅れにつながります。
コーンの回り方のコツとして最も有効なのは、「内側ピボット・外側フルスプリント」の徹底です。コーンに到達した瞬間、内側の選手はコーンを手で軽く触れるか、あるいはコーンの周囲数センチを靴底で刻むようにして軸を作ります。このとき、内側の選手は前進を止め、その場で回転するコンパスの針のように動くことがポイントです。
一方、外側の選手は外側へ膨らむ力に対抗するため、体をやや内側へ傾けながら一気に加速します。棒を腕の力だけで強引に引っ張るのではなく、チーム全員が「コーンの中心に向かって倒れ込むようなイメージ」で重心を内側に預けることで、遠心力を相殺しながら鋭い旋回が可能になります。