存在感のあるバラ一輪手書きイラストを描く際、花弁だけでなく「ガク(萼)」「茎」「棘(トゲ)」のバランスが作品のリアリティを決定づけます。
バライラストリアル描き方において見落とされがちなのが、花首のくびれです。花の真下にある「子房(しぼう)」と呼ばれるぷっくりとした膨らみと、そこから垂れ下がる星型のガクを丁寧に描写することで、浮遊感のない地に足のついた植物画になります。茎のトゲは均等に並べるのではなく、不規則な間隔で下向きのカーブを描くように配置するのがポイントです。
一輪咲きから複数の花束(ブーケ)へ展開する場合は、すべての花を正面向きに描かないことが鉄則です。1輪を正面、もう1輪を斜め45度、さらにもう1つを硬いつぼみとして配置することで、構図にリズムと物語性が生まれます。