華やかな舞台成果の一方で、週刊誌やワイドショーを定期的に賑わせてきたのが、芝翫の女性問題と夫婦関係の行方です。
最初の激震は、2016年の親子4人同時襲名披露の直前に報じられた京都の人気芸妓との密会でした。この時、妻の三田寛子は雨降る自宅前で単独会見を開き、「ここからが彼の男としての見せ所」「離婚は全くございません」と笑顔を交えて神妙に対応。完璧な「梨園の妻」の鑑として世間の賞賛を浴び、襲名興行の危機を救いました。
しかしその後も、2021年の京都滞在中の密会報道、2022年以降の別邸生活や実家での別居生活が相次いでスクープされます。一部報道では「離婚秒読み」「家庭崩壊」といった扇情的な見出しが躍り、ネット上でも様々な憶測が飛び交いました。
現場取材を重ねる芸能デスクは、現在の状況を次のように分析しています。
「別居自体は厳然たる事実です。芝翫さんは現在、神谷町の実家や稽古場を兼ねた拠点で生活し、三田さんは息子たちと暮らす本邸を守っています。しかし、一般的な世間がイメージする『憎しみ合って家庭が崩壊した別居』とは質が異なります。劇場の初日や千穐楽には三田さんが成駒屋の女将として着物姿でロビーに立ち、芝翫さんの健康管理や一門の弟子たちのケアを差配しています。二人の間には、もはや恋愛感情を超越した『成駒屋という伝統企業を守る強固な業務提携関係』が存在しているのです」
SNSやネット掲示板を検証すると、世間の反応も時代と共に変化しています。かつては「なぜ三田寛子は耐え続けるのか」「すぐに離婚すべきだ」という同情論が大半を占めていましたが、現在では「3人の息子を立派な歌舞伎役者に育て上げた三田さんの胆力が凄まじい」「成駒屋の屋台骨を握っているのは実質的に三田さん」といった、彼女の自立したプロフェッショナル精神を称賛する声が支配的となっています。