ネットスラングとして定着した「KBTIT」の由来と意味は、漫画家・久保帯人(KUBO TAITO)氏のローマ字表記から子音などを抽出した略称に端を発します。しかし、この言葉が指し示していた対象は、漫画家の久保氏本人ではありませんでした。
事の発端は2010年代初頭、匿名掲示板「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」などのアンダーグラウンドなネットコミュニティにおいて、ある男性向け成人ビデオに出演していた一般男性の風貌が、当時メディアに露出していた久保帯人氏のビジュアルに酷似していると面白半分で話題にされたことでした。ネットユーザーたちはその出演男性を「KBTIT」と呼び始め、久保氏の肖像や作品のパロディと結びつける悪質なミーム化が急速に進行していったのです。