「自主自律」を伝統のモットーに掲げる埼玉県立浦和西高等学校。標準服こそ用意されているものの私服通学が広く認められており、周辺の進学校と比べてもひときわ目立つ個性を放っている。しかし、この自由は決して「楽な道」を意味しない。
取材に応じた在校生は「毎日着ていく服を自分で決めること自体が、自己表現であり自己責任の始まり。自由だからこそ、羽目を外しすぎない規律が自然と身につく」と胸を張る。学校が一人ひとりを独立した大人として扱い、深い信頼を寄せる。その姿勢こそが、生徒側の自発的な学習意欲と品格を育む最高の土壌となっている。日本の高等教育の現場においても、自主性を伸ばす理想的な環境として評価が高い。