商品の「見た目」そのものも劇的な変化を遂げている。かつてのように、一目で用途が分かってしまうような直接的で過激なデザインは減少傾向にある。
ロングセラーとして知られるペペローションをはじめ、業界のパイオニアであるTENGAや、スキン・コンドーム大手のオカモト株式会社が展開する最新プロダクトは、洗練されたコスメ調やインテリアに馴染むミニマルなデザインへとシフトした。バスルームや寝室に置いてあっても違和感のないスタイリッシュな外観は、店頭で買い手の手が伸びやすくなるよう綿密に計算されたパッケージ戦略の一環だ。
陳列場所も従来の奥まったコーナーから、ハンドクリームやボディローションの並び、あるいはフェムケア特設コーナーへと移動している。売り場自体の雰囲気が明るい生活用品エリアへと変わったことで、レジへ持ち込む際の心理的抵抗感は年々薄れつつある。