問題視されているのは、五輪発言の単発事例だけではありません。過去の放送を振り返っても、生放送特有のタイムラグのない環境下で、不用意な私見や配慮を欠いたコメントが炎上を繰り返してきました。
芸能人の不倫騒動やスキャンダルを扱う際、自身と親交のあるタレントは過度に擁護し、距離のあるタレントには容赦のない糾弾を行う「身内びいきの二重基準」は、以前から視聴者の不信感を買っていました。また、スタジオの若手芸人や女性ゲストに対する高圧的なイジリや遮り、時事問題における勉強不足が露呈する場面も散見されています。
編集が効かない生放送バラエティにおいて、共演者やスタッフが大御所の発言をその場で制止・訂正できないスタジオの力関係が、失言リスクを増幅させ続ける構造的欠陥となっています。