原作第7章、神聖ヴォラキア帝国を舞台とする激動のストーリーで、物語はついに大きく動いた。暴食の司教との決着や秘められたオード・ラグナの理を経て、レムはついにその瞳を開く。だが、そこに待ち受けていたのは幸福な再会ではなかった。
目を覚ました彼女の心は完全に白紙であり、かつて命を賭して愛したナツキ・スバルのことすら覚えていなかった。それどころか、死に物狂いで自分を救おうとするスバルの執着や放つ魔女の残り香に対し、強い警戒感と不信感を抱いてしまう。愛した記憶をすべて失ったヒロインと、彼女を救うために地獄を這いずり回ってきた主人公との関係性は、ゼロからの再構築を余儀なくされたのだ。