山口百恵の水着グラビアが今も伝説と称される真相と現在

山口百恵の水着グラビアが今も伝説と称される真相と現在

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1970年代の芸能界において、女性アイドルが雑誌の巻頭グラビアや付録ポスターで水着姿を披露することは、プロモーションの必須条件でした。森昌子さん、桜田淳子さんとともに「花の中三トリオ」としてデビューした山口百恵さんも、10代前半からビキニやワンピースの水着撮影に臨んでいます。山口百恵若い頃かわいいと今なお称賛される初期のあどけない笑顔から、後年の憂いを帯びた眼差しへの変化は、まさにひとつの表現芸術でした。

特筆すべきは、同年代のアイドルたちが見せていた天真爛漫な「王道アイドル路線」とは一線を画す、独特の陰影と気品です。カメラマン・篠山紀信氏をはじめとする一流の表現者たちが切り取ったカットには、過度な媚びやあざとさが一切存在しません。健康的な小麦色の肌と凛とした佇まいは、令和のZ世代クリエイターからも「洗練されたノスタルジー」として再評価されています。

また、山口百恵レコードジャケットにも見られるように、彼女のビジュアル戦略は楽曲の世界観と深く連動していました。『ひと夏の経験』『青い果実』といった際どい歌詞を、意志の強い眼差しで歌い上げるスタイルと、グラビアで見せる自然体な姿のギャップが、当時の大衆を強く引きつけた最大の要因です。

山田 真由
著者

山田 真由

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