なぜホッチキスの針で、数十キロもの物体が壁に留まるのか。秘密は石膏ボードに対する針の進入角度と、荷重を面で分散させる独自開発のポリカーボネートプレートにある。
通常のネジやクギを石膏ボードに打ち込むと、ボード内部の石膏が崩れて大きな穴が開き、退去時には高額な壁紙貼り替え費用が発生する。しかし、ホッチキスの針(0.5mm径)が穿つ穴は、退去時の通常損耗の範囲内とされる画鋲の穴よりもはるかに小さい。施工後に金具を外し、壁紙の上から指で軽く擦るだけで、穴の痕跡は肉眼ではほぼ識別不能なレベルまで消失する。