単なる警察ドラマにとどまらず、社会的メッセージを多分に含んだ重厚なドラマを生み出し続けているのが、製作を手がけるテレビ朝日と東映の強固なタッグである。2000年の土曜ワイド劇場での単発放送からスタートしたこの企画は、妥協のない脚本と映像制作によって、日本の本格ミステリーの金字塔へと上り詰めた。
政界や官僚機構の闇、社会の歪みに切り込む緻密なストーリーテリングは、東映が得意とする重厚なサスペンス演出とテレビ朝日の鋭い報道センスが見事に融合した成果である。制作陣がこだわり続ける細部のリアリティが、作品全体に揺るぎない格調高さを与えている。