うどん作りのプロセスにおいて、二社は相反するアプローチを採用した。丸亀製麺の全店舗には製麺機が導入されており、まさに「全店店内製麺」を貫いている。季節やその日の気温、湿度に応じて水加減や熟成時間を微調整する作業は、ファストフード業界の枠組みを超えた職人の世界だ。打ちたて、茹でたての麺が持つ瑞々しい食感と力強いコシは、この手間暇からしか生まれない。
一方で、はなまるうどんは自社工場での一括製造と徹底した温度管理による直送体制を強みとする。工場で最高の状態に仕上げられた生地を各店舗へ配送することで、どの店舗を訪れてもブレのない均質な讃岐うどんを楽しめる。また、セルフサービスの動線設計も緻密だ。天ぷらやおにぎりを選びながら注文口へと進むスムーズなレイアウトは、忙しいビジネスパーソンの貴重な昼休憩を無駄にしない。