みのもんたこと本名・御法川法男の足跡を振り返ることは、日本のテレビ放送そのものの黄金期を振り返る作業に等しい。
立教大学を卒業後、文化放送にアナウンサーとして入社。『キンキ・キンキ・ナイト』などで若者を中心に絶大な支持を集めた後、フリーへと転身。その後、日本テレビ放送網の『午後は○○おもいッきりテレビ』で主婦層のハートを完全に掴み取った。専門家を相手に臆せず持論をぶつけ、時に視聴者の悩みに本気で怒り、本気で泣くそのスタイルは、情報番組のあり方を根底から変滅させた。
フジテレビ系『クイズ$ミリオネア』で見せた「ファイナルアンサー?」という独特のタメ、TBSテレビの早朝を牽引した『みのもんたの朝ズバッ!』での舌鋒鋭い社会批評、そして読売テレビ・日本テレビ系の『秘密のケンミンSHOW』で全国の食と文化を掘り起こした手腕。バラエティ番組と報道の垣根を縦横無尽に飛び越えた男のエネルギーは、当時のテレビ界の熱量そのものだった。