ハーバード・ビジネス・スクール出身というエリート経歴を持ちながら、社内英語公用語化をいち早く断行し、自ら泥臭い現場の指揮を執る。シリコンバレー型の意思決定スピードと日本型の粘り強さを併せ持つ経営スタイルは、海外の経済メディアにとっても格好の取材対象だ。
シリコンバレーのビッグテック経営者が効率重視のレイオフを繰り返す一方、トップ自らが陣頭指揮を執り、批判の嵐の中で投資を続ける姿は異色に映る。独裁的とも評されるリーダーシップだが、巨大な船を荒波の中で一気に旋回させるには、この圧倒的な個の推進力が不可欠だったと言わざるを得ない。