成年の儀式を経て、公的なお立場における存在感はいっそう際立つものとなった。関係者への取材から浮き彫りになるのは、浮ついたところの全くない、地に足のついた青年の素顔だ。宮内庁内部では、成年式を契機とするお心構えの変容を頼もしく受け止める声が相次ぐ。
学問の進路に関しても、単なる肩書や形式にとらわれない独自の視点が貫かれている。将来の皇室を見据えたとき、自らが果たすべき役割とは何か。学術研究を通じた社会貢献への意欲は、宮内庁関係者が明かすところによれば「幼少期からの観察眼が昇華した必然の帰結」だという。単に伝統を継承するだけでなく、自らの知性を磨き続ける覚悟が、そのまっすぐな眼差しに表れている。