星野源「Family Song」歌詞の意味とは?血縁を超える新たな家族像を解剖

星野源「Family Song」歌詞の意味とは?血縁を超える新たな家族像を解剖

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星野源にとって通算10枚目のシングルとなった本作は、発売日である2017年8月16日に世に放たれました。前作『恋』が社会現象を巻き起こし、日本中から「次はどのようなダンスチューンが来るのか」と熱烈な期待が注がれる中で発表されたのが、温かくも骨太なソウルミュージック『Family Song』でした。

制作の契機となったのは、女優・高畑充希が主演を務めた日本テレビ系水曜ドラマ『過保護のカホコ』(脚本:遊川和彦)の主題歌オファーです。ドラマは、両親から過剰な愛情と庇護を受けて育った女子大生・カホコが、全く異なる環境で育った青年・麦野初(竹内涼真)との出会いを機に、自立と真の家族の絆を模索していくホームドラマでした。放送当時、高畑充希の卓越した演技力とコミカルかつ切ない家族のドラマは視聴率・満足度ともに高評価を博し、大きな話題を呼びました。

報道各社の取材や当時のラジオ番組での証言によると、星野源はドラマの企画書を読み込んだ際、「いまの時代に家族をテーマにした曲を作るなら、これまでのステレオタイプを更新しなければならない」と強く直感したといいます。制作陣からの「家族をテーマにした温かい曲を」というリクエストに対し、昭和的な「お父さん、お母さん、子どもが揃った一家団欒」という旧来のテンプレートを描くのではなく、多様化する現代の人間関係に寄り添う楽曲を目指して制作が進められました。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。