インターネット上の検索エンジンで「メンサ 会員 有名人」と打ち込むと、上位にサジェストされるのがメイプル超合金のカズレーザーや、ロザンの宇治原史規の名前です。しかし結論から言えば、両名ともにメンサ会員ではありません。なぜこのようなデマが定着してしまったのでしょうか。
カズレーザーにまつわる噂のからくり
同志社大学商学部卒で知られるカズレーザーは、クイズ特番での神がかったひらめきと、時事問題に対する怜悧なコメントで知性派の筆頭格と目されています。SNSやまとめサイトでは「あのスピードで正解を出せるのはメンサ会員に違いない」という憶測が瞬く間に拡散されました。しかし、本人はバラエティ番組や自身のYouTubeチャンネルにおいて、「メンサのテストは受けていませんし、会員でもありません」とハッキリ否定しています。卓越した読書量と瞬発力が、大衆の中で「高IQ=メンサ」という記号に無断で変換されてしまった結果です。
ロザン宇治原の「京大卒=メンサ」という誤認の連鎖
クイズ芸人の草分けであるロザン・宇治原史規についても同様の現象が起きています。京都大学法学部に現役合格した受験界のレジェンドであることから、「知能テストを受ければ受かるはず」「すでに会員らしい」という推測記事が初期のキュレーションサイトに乱立しました。相方の菅広文が著書や番組内でネタにすることもありますが、宇治原自身も入会テストを受けた事実はありません。学歴による「結晶性知能(知識の蓄積)」と、メンサが測定する「流動性知能(パズルのような論理的適応力)」の混同がデマを生んだ根本要因です。
メンサ会員芸人の現在:藤本淳史が体現する「本物の論理力」
一方で、お笑い芸人の中で本物のメンサ会員として知名度を高めたのが、東京大学工学部を卒業した藤本淳史(元田畑藤本)です。実際に試験を受験して合格証書を取得している彼は、情報番組のコメンテーターや謎解き制作、教育系コンテンツでその頭脳を存分に生かしています。単に学歴を誇るのではなく、複雑なニュースの構造を噛み砕いて視聴者に伝えるプレゼン能力は、まさに高IQならではの情報整理力の賜物と言えます。