ネット上の口コミプラットフォームやSNS(X、Instagram、知恵袋)を精査すると、ホワイトスポットに悩む当事者の切実な葛藤が浮かび上がってきます。
「学生時代に矯正が終わり、ワイヤーを外したら前歯4本に四角い白濁が残っていて絶望した。ドラッグストアのホワイトニング歯磨きを3種類試したがびくともせず、むしろ歯ぐきが下がってしみるようになった」(20代女性・会社員)
「生まれつき前歯の真ん中に白い丸があり、面接や写真撮影で歯を出して笑うのがトラウマだった。歯科医院に行ったら『削って詰めるしかない』と言われ諦めていたが、最新のアイコン治療を知って受診。1時間で鏡を見た瞬間、白斑がどこにあったか分からなくなり思わず涙が出た」(30代男性・営業職)
都内の審美歯科医院院長は、近年の臨床現場のリアルについて次のように語っています。
「ここ数年、市販の歯磨き粉や自己流ケアで歯の表面を擦り減らし、微細な傷だらけにしてから駆け込んでくる患者様が後を絶ちません。エナメル質は皮膚や骨と違って細胞が存在しないため、一度失われると二度と再生しない組織です。初期虫歯であれ形成不全であれ、自力で治そうと摩擦を加える行為は百害あって一利なしです。まずはマイクロスコープや拡大鏡でエナメル質の深度を正確に診断することが、結果的に歯の寿命を最も延ばす選択になります」