どうしても育児の現場で限界を迎え、アプリの力を借りたい局面がある場合、子どもの心へのダメージを最小限に抑えるための鉄則が存在します。
第一の原則は、「親は絶対に鬼の共犯者にならない」ことです。「言うことを聞かないから鬼に電話したよ」と宣告することは、子どもにとって裏切りに近いショックを与えます。使うのであれば、「あれ?鬼さんから電話がかかってきちゃった。〇〇ちゃんを連れて行かれたらお母さん絶対に嫌だから、一緒にお片付けして追い払おう!」と、子どもの防波堤として振る舞わなければなりません。このワンクッションがあるだけで、愛着形成への打撃は大幅に緩和されます。
第二に、「通話が終わった後のアフターフォロー」を欠かさないことです。言うことを聞いた直後に放置するのではなく、「怖かったね。でもちゃんとお片付けできて偉かったね、もう大丈夫だよ」と身体的なスキンシップを取り、安全が回復したことを肌で実感させることが不可欠です。
第三に、キャラクターのグラデーション活用です。いきなり最も恐ろしい赤鬼をぶつけるのではなく、まずはマイルドなキャラクターや、生活習慣を応援してくれる肯定的なコンテンツから試し、恐怖ではなく好奇心で行動を促す工夫が求められます。