本場所が開催される両国国技館に足を踏み入れると、翔猿の凄まじい現場人気を肌で体感できます。幕内土俵入りの際、翔猿の名が呼び上げられた瞬間に客席から飛ぶ歓声のトーンは、他の巨漢力士に対するものとは明らかに異なります。
特に翔猿後援会がプロデュースする公式グッズや、日本相撲協会公式売店で販売されるマスコット系グッズの売れ行きは突出しています。猿をモチーフにした可愛らしいイラスト入りタオルやアクリルスタンドは、東京場所初日の午後には売り切れるケースが珍しくありません。
会場を訪れた熱心なファン層の声を聞くと、単に容姿が優れているから支持されているわけではないことが分かります。「どんなに巨大な相手にも正面からぶつかり、土俵際で絶対に諦めない姿に元気をもらえる」「館内をアッと言わせるサーカスのような相撲が観たくてチケットを買っている」という意見が大半を占めます。エンターテイナーとしての魅力と、勝負師としての気迫が完璧に融合している点こそが、現場での支持を決定づけています。