かつみ♥さゆりを語る上で避けて通れないのが、借金返済の経緯です。もともと夫であるかつみは、バブル絶頂期に株式や先物取引で巨額の利益を上げたものの、バブル崩壊に伴い約1億7000万円もの莫大な負債を抱えることとなりました。
二人が結婚を決意した際、すでにこの借金は存在していましたが、さゆりは「この人と一緒にいれば絶対に楽しい」と覚悟を決めて嫁ぎました。その後も、一発逆転を狙ったオオクワガタの養殖ビジネスの失敗、自身がプロデュースしたラーメン店「ボヨヨンラーメンウマウマ」の立ち上げと撤退など、数々の波乱に見舞われます。
なぜ、これほどの額になりながら自己破産を選択しなかったのでしょうか。過去の特番インタビューやドキュメンタリー番組において、二人は「お世話になった方々や金融機関に迷惑をかけたまま逃げたくない」「漫才で稼いだお金で一円でも多く返したい」という強い信念を明かしています。金銭の多寡以上に「人の道」を優先した愚直な生き様が、多くの先輩芸人やファンから愛され続ける理由です。
さらに、さゆりの人生には過酷な病気の過去も影を落としています。20代後半から30代にかけて、卵巣嚢腫、子宮筋腫、子宮内膜症を併発。激痛に耐えながら舞台に立ち続け、一時は命の危険にさらされながら開腹手術を受けました。この影響もあり、過酷な不妊治療を経験したものの、最終的に子供を持たない選択をし、現在は夫婦2人と愛猫との家族構成で穏やかな日々を過ごしています。