攻撃の華やかさに目が奪われがちだが、W杯のような短期決戦を制するために不可欠なのは堅牢な守備組織だ。アーセナルで圧巻のパフォーマンスを見せるガブリエウ・マガリャンイスを中心としたセンターバック陣は、フィジカルの強さとラインコントロールの巧みさを兼ね備え、セレソンの最終ラインに強固な安定感をもたらしている。
ゴールマウスを守るアリソンやエデルソンといった世界最高峰のキーパー陣の存在も心強い。彼らの正確なフィードは、守備の最後の砦であると同時に、最初の攻撃の起点としても機能する。従来のブラジルにありがちだった「失点を恐れない大味な展開」を排し、90分間を通じてゲームをコントロールする大人のリアリズムが、現在のバックラインには根付いている。