Web3領域における実社会との融合も急速に進む。特に不動産や金、債券などの実物資産をブロックチェーン上でトークン化する「RWA(Real World Assets)」市場の拡大に伴い、決済手段としてのステーブルコインの重要性が跳ね上がった。
法整備を先導してきた日本の制度枠組みは、世界的に見れば先進的とされる。だが、海外発行のステーブルコインが国内金融システムになだれ込むことによるマネーロンダリングのリスクや、裏付け資産の不透明さに対する不安は拭えない。イノベーションの芽を摘むことなく、いかに国際的な規制のバミューダトライアングルを回避するか。非常に繊細な舵取りが求められる場面だ。