英語の長文読解において、多くの学習者が壁にぶつかるのが述語動詞と準動詞の違いです。どちらも「動詞から生まれた言葉」であるため見分けがつきにくく、英文の構造を読み違える大きな要因になっています。
準動詞(Non-finite Verb)とは、動詞の原形に "to" や "-ing"、"-ed" などを付け足すことで、名詞・形容詞・副詞の働きに変化させた言葉のことです。具体的には「不定詞」「動名詞」「分詞(現在分詞・過去分詞)」の3種類がこれに該当します。
準動詞の決定的な特徴は、「それ単体では文の述語動詞になれない」という点です。以下の例文でその差を比較してみましょう。
- 述語動詞の例:She studies English every day.(彼女は毎日英語を勉強する → studiesが文の述語動詞)
- 不定詞(名詞的用法):To study English is fun.(英語を勉強することは楽しい → To studyは主語の一部、述語動詞はis)
- 動名詞:She likes studying English.(彼女は英語を勉強することが好きだ → studyingはlikesの目的語、述語動詞はlikes)
- 分詞(形容詞的用法):The girl studying English is my sister.(英語を勉強している少女は私の妹だ → studyingはgirlを修飾、述語動詞はis)
このように、不定詞や動名詞・分詞は動詞のニュアンスを含みつつも、文全体の中では名詞や修飾語として機能しています。英文を読む際は「どれが文全体の述語動詞で、どれが準動詞なのか」を明確に区別する習慣が欠かせません。