日本のユースカルチャーにおいて、「69」は古くから「ロック(Rock)」の語呂合わせとして愛されてきた。
昭和から平成にかけてのロックスターたちが愛用したこの数字が、今、昭和レトロやY2Kブームの波に乗って再評価されている。ギターをかき鳴らす泥臭いロックではなく、デジタルネイティブ世代が解釈する「エモいカルチャー」としてのロックだ。
SNSのプロフィール欄にさりげなくこの数字を添える若者が増えているのは、単なる音楽ジャンルへの傾倒ではない。主流派に対する静かな抵抗、つまり「自分らしく生きる」というアティチュードの表明なのだ。