しかし、ここで大きな誤解が生じている。「ニキビ=すべて細菌感染」ではないという事実だ。ニキビの初期段階である白ニキビや黒ニキビは、毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌が主な原因であり、抗生物質が劇的な効果を示すわけではない。むしろ、原因が異なる肌荒れに対して漫然と使い続けることは、肌のバリア機能を壊す原因にもなりかねない。
また、いわゆる「大人ニキビ」の中には、ホルモンバランスの乱れや乾燥が引き金となっているケースも多い。こうした根本的な原因を無視して表面的な殺菌だけを繰り返しても、一時的な気休めにしかならず、結果として再発を繰り返すスパイラルに陥ってしまう。