銀幕を降りたプライベートでも、そのスケールは異次元だった。特に有名なのが、命がけで挑み続けた巨大マグロの一本釣りである。山口県萩市や青森県津軽海峡などの荒波に船を出し、300キロを超える怪物マグロと何時間もロッドを握りしめて格闘する姿は、テレビの特番でも日本中を沸かせた。釣り上げた巨大魚を築地市場に出荷し、数千万円の値がつく瞬間すら、ひとつのエンターテインメントへと変えてみせたのだ。
仲間たちと銀座や京都の夜の街に繰り出せば、一晩で数百万円の札束が軽やかに消えていく。気前よく後輩たちに振る舞い、誰に対しても分け隔てなく接する陽気な人柄は、芸能界の枠を超えて多くの人々に愛された。豪快に笑い、豪快に金を使い、豪快に生きる──昭和の男たちが夢見た理想を、そのまま体現したような生き様だった。