内診中に「分泌物が増えて濡れてしまった」と感じて自己嫌悪に陥る方もいます。しかし、これも身体の自己防衛本能が働いた結果です。
膣粘膜は非常にデリケートな組織であり、異物や器具が挿入された際、摩擦から組織を守るために自然と分泌液(バルトリン腺液など)を分泌する仕組みを備えています。緊張や恐怖心で交感神経が高ぶっている状態であっても、局所的な物理刺激によって血管が拡張し、体液が滲出することは医学的に珍しくありません。診察後は備え付けのティッシュやナプキンで軽く拭き取れば問題なく、医師や看護師が不審に思う要素は一切ないため、安心して身を委ねてください。