松田聖子のロマンスの真相|名曲の誕生秘話と歴代熱愛史を総解剖

松田聖子のロマンスの真相|名曲の誕生秘話と歴代熱愛史を総解剖

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松田聖子と「ロマンス」という言葉を語る上で欠かせないのが、1981年10月7日にリリースされた7枚目のシングル『風立ちぬ』のB面に収録された楽曲『Romance』です。A面曲『風立ちぬ』が大瀧詠一作曲、グリコ「ポッキー」のCMソングとして爆発的ヒットを記録した一方、B面である『Romance』も資生堂(現・ファイントゥデイ)「エクボ 洗顔フォーム・ミルキィクリーム」のCMソングに起用され、当時からシングル両面が超大型タイアップという異例の扱いを受けました。

作詞を担当したのは、聖子ポップスの黄金期を支えた松本隆。「Look at me 私をみつめて 息もとまるくらい」という印象的な歌い出しから始まる本作は、作曲に平井夏美(川原伸司のペンネーム)、編曲に名匠・船山基紀を迎え、当時の歌謡界では突出して洗練された軽快なリゾートポップに仕上がっています。1980年のデビューアルバム『SQUALL』で見せた初々しい少女の息遣いから一歩進み、大人の女性へと脱皮していく過渡期の伸びやかなハイトーンボイスが克明に刻まれており、現代のシティポップ・ブームにおいてもYouTubeやストリーミング配信を通じて世界中のリスナーから再発見されています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。