宿泊客が東横イン大森を選ぶ最大の決定打となっているのが、毎朝ホテル前から出発する東横イン大森の羽田空港送迎バスです。大森駅から羽田空港へ公共交通機関で移動する場合、路線バス(京浜急行バス)を利用するか、品川または蒲田を経由して電車を乗り継ぐ必要があり、重い荷物を抱えた移動は認知的にも体力的にも大きな負荷を強いられます。その点、玄関前から空港の出発ロビー前まで直行できるメリットは計り知れません。
しかし、この無料シャトルバスには、事前に絶対に把握しておくべき厳格な運用ルールと現場のリアルが存在します。
第一に、このシャトルバスは事前予約不可の「完全先着順」で運行されています。定員およそ20〜25名前後のマイクロバスまたは小型中型バスでピストン輸送が行われていますが、羽田発の午前6時台から8時台の早朝便・ビジネス便が集中する時間帯は、出発時刻の15〜20分前からフロントロビーに乗車待ちの列が形成されます。万が一満席となった場合、次の便を待つか、自腹でタクシー(羽田空港まで約4,000〜5,000円)を急遽手配する事態に陥ります。
第二に、運行方向の制約です。この送迎バスは「ホテル発・羽田空港行き(午前中片道)」の専用便として編成されており、夜間に羽田空港からホテルへ戻るための迎え便は運行されていません。空港からのチェックイン動線としては利用できないため、復路は京急空港線や大森駅行きの路線バスを利用する計画を立てる必要があります。「行きも帰りも無料送迎がある」と誤認して旅程を組んでしまう旅行者が後を絶たないため、明確に把握しておくべきポイントです。