1986年10月1日、日本中が注目する中で誕生した神田沙也加さん。父は名優・神田正輝、母はトップアイドル・松田聖子というこれ以上ない芸能一家に生まれ、幼少期から常に世間の耳目を集める環境で育ちました。
1999年にペンネーム「ALICE」名義で作詞した楽曲が松田聖子のシングル曲(『恋はいつでも95点』など)に採用され、早くからその類まれな感性を発揮。2001年には大手菓子メーカーのCMでスクリーンデビューを果たし、翌2002年には「SAYAKA」名義で歌手デビューを飾りました。
しかし、「松田聖子の娘」という看板の重さは想像を絶するものでした。デビュー直後は好奇の目に晒されることも多く、一時は芸能活動を休止して一般のダイナー(飲食店)でアルバイトを経験するなど、自らのアイデンティティと生き方を模索する苦悩の時期を過ごしています。このときに得た「一人の人間としての日常の感覚」が、のちの繊細でリアリティ溢れる演技の土台となりました。