ヘルシーな主食の代表格として親しまれる雑穀米ですが、グルテンフリー雑穀米の理由と真相を探ると、多くの消費者が無意識に抱えている「健康食の罠」が浮かび上がってきます。多くの人が「雑穀米=すべて米や安全な種実類」と誤認していますが、市販の「十六穀米」や「十穀米」の原材料ラベルを一読すると、先頭近くに「大麦」「もち麦」「はだか麦」が記載されている製品が圧倒的多数を占めます。
大麦やもち麦には、小麦のグルテンと極めて構造が近い「ホルデイン」というタンパク質が含まれています。セリアック病患者はもちろん、小麦アレルギーを持つ方や、消化管でグルテンを分解しにくい「非セリアック・グルテン過敏症(NCGS)」の体質を持つ人がこれらを摂取すると、腸壁に微細な炎症を引き起こし、慢性疲労、腹部膨満感、肌荒れ、ブレインフォグ(頭のモヤモヤ)といった症状を引き起こす直接の引き金になります。
「良質な栄養を摂っているつもりなのに体調が優れない」と感じていた人が、麦類を一切排除したグルテンフリー雑穀米に切り替えた途端、長年の胃腸の重さから解放されたという報告が相次いでいる背景には、こうした穀物タンパク質の分子レベルでの明確な違いが存在しています。