ネット上で長年囁かれている「デーモン閣下がNHKですっぴんになった」という言説について、結論から述べると事実無根の完全な誤解です。閣下は1980年代のデビューから現在に至るまで、NHKを含むあらゆる地上波テレビ番組において、素顔のまま公の場に登場したことは一度もありません。
では、なぜこれほど具体的に「デーモン閣下 すっぴん NHK」というキーワードが定着したのでしょうか。調査を進めると、主に2つの明確な理由が浮かび上がってきます。
第1の要因は、かつてNHKラジオ第1で放送されていた平日午前の大型情報ワイド番組『すっぴん!』(2012年〜2020年放送)の存在です。閣下はこの番組にゲスト出演した経験があり、番組名である「すっぴん」と「NHK」「デーモン閣下」という固有名詞がデータベースや検索エンジンのサジェスト機能で結合され、文脈を知らないユーザーに「NHKですっぴんを披露した」と誤認された経緯があります。
第2の要因は、「公共放送であるNHKが、白塗りメイクの悪魔をそのまま中継席に座らせるはずがない」という視聴者の先入観です。格式と厳格なコードを重んじるNHKに出演するにあたり、何らかの特例として素顔で出演したのではないかと推測した人々が検索を重ねた結果、巨大な検索ボリュームが形成されました。