偏差値40台前半の高校において最も懸念されるのが「卒業後の出口戦略」です。厚木北高校における近年の進路決定データを精査すると、大別して大学進学が4割強、専門学校進学が3割強、就職が約2割というバランスで構成されています。
一般選抜で難関私立大学への突破を目指すルートは極めて狭き門となりますが、同校の真価は総合型選抜(旧AO入試)および指定校推薦枠の有効活用にあります。体育学部や健康科学部を持つ私立大学(日本体育大学、国士舘大学、東海大学、神奈川大学、関東学院大学など)との結びつきは強固であり、高校生活における運動部での卓越した実績や、スポーツ科学科で修得した専門知識を自己推薦書に落とし込むことで、見事に逆転進学を果たすケースが毎年のように報告されています。
専門学校ルートでは、理学療法士・作業療法士・柔道整復師といったリハビリテーション医療系や、各種トレーナー・警察官・消防官などの公務員採用試験を見据えた選択が多く見られます。目標意識が明確な生徒にとっては、早期から面接指導や小論文特訓を手厚く受けられる環境が整っているため、入学直後から明確なキャリア意識を保てるかどうかが進路決定の成否を分ける分水嶺となります。