かつての古典的な美人局(つつもたせ)とは異なり、現代の芸能界におけるハニートラップの手口は極めて洗練されています。接触の入り口として最も多用されるのが、いわゆる「ギャラ飲み」や西麻布・六本木界隈で開催される会員制プライベートパーティーです。ここで重要な役割を果たすのが、タレントと接点を持つ港区女子と呼ばれる女性たちやインフルエンサーです。
彼女たちを操るハニートラップの仕掛け人の正体は、半グレ組織や悪質な情報ブローカー、時にはタレントの失脚を企む利害関係者であることも珍しくありません。主な手口のパターンは次の通りです。
- 泥酔状態の誘発:警戒心を解くため執拗にアルコールを勧め、判断力を奪った状態でホテルや個室へ誘導する。
- 決定的瞬間の盗撮:無防備な寝顔写真やツーショットを撮影し、写真流出をチラつかせて心理的優位に立つ。
- SNSでのデジタル証拠収集:DMでの親密なやり取りを意図的に引き出し、文脈を切り取ってスキャンダル化させる。
ターゲットが一度でも密室に入ってしまえば、本人の意図にかかわらず「動かぬ証拠」が捏造されてしまうのがこの手口の恐ろしさです。