通話やインターネットを新端末で使えるようにする回線移行は、SIMの種別によってアプローチが異なります。従来の物理SIMを利用している場合、気になるのがSIMカードを差し替えるタイミングです。ベストな手順は、「クイックスタートによる全データ移行が完了した後」です。移行作業中はWi-Fiを使用するためSIMが旧端末に入ったままでも支障はなく、むしろSMS認証が必要になった際に旧端末でコードを受け取れるため、作業後の差し替えが最も安全です。
一方、近年急速に普及したeSIMを利用している場合は、eSIMクイック転送が極めて快適です。旧端末が手元にあれば、新端末の初期設定画面で「別のiPhoneから転送」を選択するだけで、キャリアのマイページを開くことなく数タップで契約情報が移転します。ただし、通信キャリアによっては即時転送に対応する受付時間帯が定められている場合があるため、夜間作業の際は注意が必要です。
回線を開通させた後は、キャリア別の初期設定(2026年最新)を忘れずに行いましょう。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの大手4キャリアで購入した端末以外(Apple Store直販など)を利用する場合や、各種格安SIM(MVNO)を利用する場合は、専用の「APN構成プロファイル」のダウンロードとインストールを行わなければ、モバイルデータ通信がつながらない原因となります。