岩本勉のキャリアを語る上で外せないのが、北海道日本ハムファイターズのエースとして君臨した現役時代の圧倒的な実績です。大阪・阪南大学高校から1989年ドラフト2位で入団。度重なる故障やイップスを乗り越え、1990年代後半に先発ローテーションの柱へと成長しました。
特に圧巻だったのは、1998年・1999年の2年連続開幕戦完封勝利というパ・リーグ史上初の偉業です。闘志を前面に押し出したピッチングと完投能力の高さでチームを牽引し、1998年と1999年には2年連続で自己最多となる14勝をマークしました。
お立ち台で叫ぶ合言葉「まいど!」はパ・リーグの枠を超えて全国的なブームとなり、不人気と言われた当時のパ・リーグを盛り上げる起爆剤となりました。通算成績は63勝79敗3セーブ・防御率3.92。故障との戦いも多かったものの、記録以上にファンの記憶に残る名投手でした。
年俸面でもエースとして評価され、1999年オフには大台を突破。最高年俸は推定1億3,000万円〜1億4,000万円規模に達し、名実ともに一流プロ野球選手の仲間入りを果たしました。