Q1:マフィンをしっかり焼いていれば、菌はすべて死滅するのではないですか?
A1:完全には死滅しません。土壌などに存在するセレウス菌は「芽胞」という熱に強い殻を形成するため、通常のベーキング温度でも中心部で生き残る可能性があります。また、黄色ブドウ球菌が焼き上げ後に手指などから付着して増殖した場合、熱に強い毒素(エンテロトキシン)を出すため、後からオーブントースターなどで温め直しても毒素は無力化できません。
Q2:家庭で作った手作りマフィンは、常温で何日くらい日持ちしますか?
A2:室温や具材によって異なりますが、生の果物やクリームを含まない標準的なレシピ(十分な砂糖と油脂を含む)であっても、常温保存は翌日までが原則です。特に春〜秋の暖かい時期や、砂糖を控えたヘルシーレシピの場合は、粗熱を取ったあと密閉容器に入れて冷蔵保存し、2〜3日以内に食べきることを強く推奨します。
Q3:万が一、傷んだ焼き菓子を食べて体調を崩した場合はどうすればよいですか?
A3:嘔吐や激しい下痢、発熱などの症状が現れた場合は、自己判断で市販の下痢止めを服用せず、速やかに内科や消化器科を受診してください。下痢止めによって毒素の体外排出が遅れ、症状が悪化することがあります。また、受診の際は「いつ・どこで・何を食べたか」を医師に伝え、現物やパッケージが残っていれば保管して保健所への相談に備えてください。