トップ就任から数年が経過した現在、社員や市場関係者は西村健社長のリーダーシップをどのように見ているのでしょうか。OpenWork、キャリコネ、転職会議などの主要クチコミサイトに投稿された現役社員・元社員の一次証言を丹念に精査すると、評価の「光と影」がくっきりと浮かび上がってきます。
【ポジティブな生の声・肯定的な評価】
「若手や中堅の意見を吸い上げようとするフラットな姿勢が好印象。以前のトップダウン型から、社員の自律性を尊重する風土へ変わりつつある」
「パーパス策定以降、男性コスメだけでなくフェムケアやウェルビーイング領域への新規事業提案が活発化した。みずほ銀行出身だけあって数字やROI(投資対効果)に対する説明責任は厳格だが、筋が通っていれば大胆な予算をつけてくれる」
「家族主義的な温かみのある社風が残っており、リストラをせず社員の雇用を最優先で守る姿勢は、同族経営ならではの安心感がある」
【慎重・課題視されるリアルな声】
「前名誉会長の影響力がまだ随所に残っており、完全な新体制への移行には時間がかかっている」
「意思決定が全体的に慎重。韓国コスメや新興D2CブランドがSNS起点で数ヶ月スパンの新商品を投入してくる中、品質至上主義ゆえに開発スピードで後手に回る場面がある」
「インドネシアをはじめとする東南アジア市場での競合激化に対し、次の一手がまだ見えにくい」
社員の声を総合すると、「人柄は実直で極めて紳士的。社員思いの温かいリーダーシップ」と評される一方で、激変するグローバルコスメ市場における「圧倒的な突破力・変革のスピード」をさらに求める声が少なくありません。