坂本龍馬の体格をめぐっては、長年にわたり坂本龍馬身長諸説が飛び交ってきました。なかでも広く知られているのが「6尺(約181.8cm)の大男だった」とする坂本龍馬180cm説です。司馬遼太郎の名著『竜馬がゆく』をはじめとするフィクション作品でも、肩幅が広く周囲を見下ろすような偉丈夫として描かれる場面が多く、大衆の記憶に「180cm超の巨漢」というパブリックイメージが定着しました。
しかし、近年の歴史研究や関係機関による公式な調査資料を精査すると、180cmという数値は後世の回想録における誇張や、小説的演出によって膨らんだ側面が強いことが分かっています。歴史資料の科学的再検討によって浮上したのが、極めて高い精度を持つ坂本龍馬173cm説です。
「180cmではなく173cm程度」と聞くと、現代の感覚では「それほど大きくないのでは」と感じるかもしれません。しかし、ここには時代背景による大きな認識の落とし穴が存在します。坂本龍馬歴史真相を読み解く鍵は、当時の日本人の体格水準との対比にあります。